この記事は登山やハイキングに始めて行く際に悩む持ち物問題についてです。色々なサイトや本を見れば「あったほうがいい」ものは何となくわかりますが、登山用品は値段も高い。いきなり全部揃えるのは無理で「安いものを買って使えなかったら嫌」。そんな悩みを持つ方が多いのではないでしょうか。私見ではありますが私が経験した中で絶対あったほうが良いもの、なくても代用できるものをご紹介したいと思います。
私もランニングやゴルフのウェアをよく利用していましたので、楽な山であれば最初から全部揃えなくてもOKです😁ただ、登山靴はあったほうがいいですね。
登山に必要な道具一覧表
◎MUSTアイテム
・ザック・飲料水・スマホ・お金・保険証・ウェア類など
本当に軽めのハイキングや里山など1~2h程度で行く行程などはこのマストアイテムだけでも大丈夫なところもあります。ウェア類も普段着ているスポーツ用ウェアなどでも代用可能ですが、できればインナーシャツ・インナーパンツについては登山用を用意できると良いと思います。
○WANTアイテム(代用可能)
・食事・行動食・地図・薬類・タオル・ウェア類(上着=アウター類)
これらの道具はあったほうがよいのですが、行く場所・季節・行程によっては代用も可能です。例えばお昼ご飯などについても山小屋や茶屋がある山域に行く際は代用は可能です。行動食・非常食は簡単なハイキングコースではなくても良いかもしれませんが、念のため用意すると良いでしょう。
▲あったらより便利
・調理器具・レジャーシート・サングラス・着替えなど
調理器具は食事をする際にカップラーメンやパスタ・ご飯などを作りたい方、着替えは登山後に温泉などに入ってから帰りたい方など、趣味嗜好に合わせて用意してもらえると良いかと思うものになります。個人的にはなりますが、私は山の上で食べる温かい料理と下山後の温泉は外せないので、ほぼ必ず持っていっています。
茶屋などがあれば食事も持って行く必要なしなんですが、売切れや休業日などもあるので私は「念のため」色々持っていっちゃってます。
絶対に必要とされる3種の神器
・登山靴・ザック・レインウェア
登山に必要な道具としてあげられる3種の神器。これらが必要な理由や代替え対応が可能かどうかをお伝えします。
<登山靴>
代替品はおススメできません
多くの登山道は土や岩など、整備された山でも足場が悪い道を歩くことが多くあります。その為、グリップ力や防水性が必要で、簡単な日帰り登山やハイキングであっても、スニーカーなど登山を想定していない靴の代用はおすすめできません。
<ザック>
代替は可能・用意できれば快適
簡単な低山・日帰り登山では、登山用ザックではなく両手が使えるリュックサックであれば代替え可能です。ただ登山用ザックは登山での利便性・耐久性がよく快適に登れるよう開発されているので用意できる方にはおススメです。
<レインウェア>
代替は可能・高山は登山用推奨
「天気が悪い時には行かない」判断ができれば、ゴルフ用のレインウェアやポンチョなど低山であれば安い代替え品も多数あり。レインウェアは非常時の防寒着にもなるので登山用でなくても必ず持って行った方が良いです。
3種の神器より必要!?
3種の神器とされる位なので、どれも必要なアイテムです。ただ、簡単な低山やハイキング、最初にお試しで行く場合などは本格的なグッズを用意する必要はないと考えています。個人的に絶対あった方がいいと思うのは「経験者の友人orアドバイザー」です。今すぐそろえたほうが良いもの、しばらく経ってから購入検討してよいもの、今行く場所だけでなくこれから行きたい場所も含めて、相談して検討すると良いと思います!
登山の服装について
・吸水性・速乾性・保温性・透湿性
登山の服装はベースレイヤー・ミッドレイヤー・アウターレイヤーなど、重ね着が基本となります。行動中に脱いだり着たりすることを想定して用意すると良いと思います。
<ベースレイヤー>
吸水性・速乾性があるもの
ベースレイヤーは肌着となる機能性インナーやTシャツなど。山を登る際は気温が涼しい状況でも汗をかきやすく、休憩中や山頂・下りでは寒くなりやすい為、吸水・速乾性の高いものを選びましょう。※スポーツウェアなどのスポーツウェアでの代用可能ですが登山用を推奨します。
<ミッドレイヤー>
脱ぎ着しやすい形状を選択
ミッドレイヤーは肌着の上に羽織る薄手のパーカーや薄手のウィンドブレーカーなど。上着は特に寒暖差調整で脱いだり着たりすることが多いので、ジッパー式のものがよいでしょう。薄手のウィンドブレーカーは持ち運びやすく、ちょっとした雨対策にもなるのでおすすめです。
<アウターレイヤー>
防水・防寒に優れたものを選択
アウターレイヤーは防寒対策として持っていきます。レインウェアも雨対策だけでなく防寒着としても重宝します。ダウンジャケットやフリースは冬の低山では必要になることも多いので、寒くなる可能性がある場合は必ず用意しておきましょう。小さくできるダウンが重宝します。
登山ウェアとスポーツウェアの違い
登山専用のウェアを利用するメリットは過酷な環境も考慮して作られているため、吸水・速乾・保温・透湿性など重要な機能が高いレベルで備わっており、かつ軽くて持ち運びしやすいものが多いことだと感じます。
一方デメリットは、高機能な分料金が高いということです。比較的安く、私も愛用する登山ウェアの大手モンベルでも、「登山ブランドの中では非常に安い」という位置づけで、一般的に安いスポーツウェアやグッズと比べると2~3割は高いイメージです。最初から全て本格的な服装を揃えるのはかなりの費用が必要となります。 比較的買いやすい機能性インナーや登山用靴下などは専門店で揃えるなど、最初は使い分けするとよいでしょう。
道具や服装を格安で揃える代用品
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