初心者・初級者からすると憧れの山域、北アルプス。北アルプスの入門編・アルプス初心者向けとして立山・唐松岳・燕岳などと一緒に名前の上がる蝶ヶ岳。色々なルートがありますが、比較的登りやすい三股登山口からのルートから登るルートを初級登山者目線でご紹介。

蝶ヶ岳の特徴とは

蝶ヶ岳は北アルプスにある2,677mの山で、長野県松本市・安曇野市にまたがり、北アルプスの南東・安曇野寄りの常念山脈の南側にある山。常念山脈は上高地を流れる梓川をはさんで槍穂高連峰が真正面にあることから、蝶ヶ岳から蝶槍までの稜線は槍ヶ岳・穂高岳を望む絶景稜線としても有名な山域となっています。

初級者視点の蝶ヶ岳評価

初心者の方や、体力に自信があまりない初級・中級者の方向け評価です。山頂ビールを楽しみに登るヘタレ登山愛好家の完全主観です。簡易度の評価=ラクになればなるほど高い点になる表となりますので、参考程度でお楽しみください。
蝶ヶ岳のタグ付け

#テント泊#小屋泊#槍ヶ岳眺望#初級者向け#中級者向け#山頂眺望#山小屋#山ビール#森林限界#稜線歩き#北アルプス

結論は登山初心者向けではない山です。北アルプス初心者向けとはいえ、10㎞以上の距離・1000m以上の標高差・片道6h以上の行動時間なので「簡易度」は低め。体力に自信がある初心者であれば、登山経験者と同行を前提に行けるレベルかなぁ。ただ、槍・穂高だけでなく、八ヶ岳・南アルプス・富士山も望む抜群の眺望と蝶ヶ岳ヒュッテの食事バリエーションは誰もが楽しめます。おでんやもつ煮定食、(私達が行った時は売り切れでしたが)カルボナーラなど山の上で食べると最高です。

素点の個人的アバウトルール

登山口のアクセス・駐車場

三股登山口の他にも上高地バスターミナル経由で徳沢園から登るルートや、横尾から登るルートなどもありますが、蝶ヶ岳ヒュッテのHPにある小屋番オススメとされているルートが今回ご紹介する三股ルート。安曇野側から登る登山口である三股登山口は、ICからの距離が北アルプスの中では比較的近く、東京方面・関越道や中央道からもアクセスが良い登山口です。
三股登山口へのアクセス

自家用車の場合
長野道「安曇野IC」~18㎞・約45分
電車の場合
JR大糸線「豊科駅」~16㎞・タクシーで約40分

ルートマップ


三股登山口からのルートマップ。登りの前半戦は比較的穏やかなルート。基本的には階段を中心に長く斜度ある道が続くルートですが、階段と階段の間に少し緩やかな傾斜区間があるところも多く、歩きやすさあり。第二ベンチ以降~大滝山との分岐までは最終区間でキツイ登りがずっと続くので、とにかく長く感じる厳しい区間なので、覚悟して登る必要ありです。
mapは蝶ヶ岳HPより https://chougatake.com/climb/

難易度とコースタイム

三股登山口~蝶ヶ岳山頂~蝶槍のピストンルートをご紹介。

三股~蝶ヶ岳~蝶槍

登山口/三股登山口駐車場
ルート①/駐車場~三股~ゴジラみたいな木~まめうち平~第二ベンチ~大滝山分岐~蝶ヶ岳山頂
ルート②/蝶ヶ岳山頂~蝶槍

行動時間/①登り5:30・下り3:30 ②行き1:00・帰り0:55 ※休憩除く
距離/14㎞
 累計標高差/1581m
難易度/★★★★★★☆☆☆☆
体 力/★★★★★★★★☆☆

※日帰りも可能ですが、長い登りになるため、休憩込みでコースタイム通りに動くのが難しい方は1泊2日がおすすめ

※行動時間・距離・標高差はYAMAP活動記録より

初級へたれ登山愛好家のコースタイム

実際の通過時間や休憩時間の詳細

登りはコースタイム+1時間近くかかって登頂。下りは膝痛を抱えたこともありコースタイム+2時間近くかかって下山。行動時間のみではなく、休憩時間込みで考えるとやはりある程度時間に余裕を持って予定を立てるのがおすすめです。

行程photoギャラリー

行動履歴やこの他の写真はYAMAPにもUPしているので、そちらもよければご覧く⛺ださい。
「蝶々いい感じ♪キツかったけど絶景ヤバ…の巻」

三股登山口駐車場から前半戦 

三股登山口駐車場
先に見えるのが蝶ヶ岳の稜線か。。。

テントを背負って蝶ヶ岳へ出発!
駐車場に到着したのは朝5時ちょっと前。第一駐車場は空きが4~5台になってしました。お盆休みの平日だったので良かったですが、他の方からの情報では第一駐車場に止められない事や、さらに20分ほど歩いた第二駐車場にも止められない場合もあるとのことなので、3連休や土日の場合は早め到着や、前泊車中泊なども検討されると良いそうです。
蝶ヶ岳登山前半(沢沿いから外れるまで)は優しい斜度が続くので、良いウォーミングアップになります。

前半戦の見どころは有名なゴジラみたいな木。「たしかに」でした。笑 このゴジラからは急登が続きます。

まめうち平から中盤・後半戦 

まめうち平休憩所
まめうち平

まめうち平から先は少し平坦もその後は我慢の階段登り
その後は階段・平坦・階段など、登り斜度が徐々に高くなる区間。第2ベンチ・最終ベンチとベンチ間の長さが長~く感じる後半戦は本当に我慢の区間。スクワットやっておいて良かった~と感じる登りが続きます(T_T)

各ベンチは3人~4人が座れる木製のベンチ。広い休憩エリアはまめうち平のみになるので、折りたたみ椅子などを持っていく余裕がある方は持っていくと、ちょっと広い場所で座って休憩ができるのでおすすめ。

最終ベンチ~蝶ヶ岳ヒュッテ・山頂

ヒュッテ・おでん
人生至上最高のおでんでした😂

山頂エリアの絶景期待!景色開けてどうか!?
三股登山口からのルートは山頂稜線に出るまで奥側の槍穂高連峰方向の景色を見る事ができないため、稜線に出て絶景に出会えるかはドキドキ。私達の到着は11時30分。残念ながら雲が湧いて槍穂高を拝むことはできませんでした。10時前後までは見れたようなので日帰りで登る場合は早めの到着ができると良いと思います。蝶ヶ岳ヒュッテは缶ビール500mlが800円・350mlが600円、アサヒとキリンも選べてチューハイもあり。食事メニューもおでんやもつ煮込みなど惹かれるメニュー多数。テント泊でも夕食注文することもできるようだったので、頼めば良かった〜。詳しくはヒュッテ公式サイトをご覧ください。https://chougatake.com/

樹林帯が終わる大滝分岐はラストへの合図。山頂Viewはなく予想外の夕立も。天気は変わりやすいですね。

夜明け~絶景オンパレード~下山 

蝶ヶ岳・ご来光
テント場からのご来光

槍ヶ岳・穂高岳の絶景オンパレード
朝の日の出予定時刻は4時半。早朝4時までは空は暗く満点の星空が見える状況でしたが、4時過ぎからは東の空が明るみ、ご来光後は槍穂高連峰の山頂部分に朝日があたるモルゲンロート、日が昇った後は360度の絶景。東には霧ヶ峰や八ヶ岳、南は富士山・南アルプス、南西~西には御嶽山・乗鞍岳から前穂・奥穂・北穂・槍ヶ岳・涸沢カール、北には大天井岳・常念岳と有名人達のオンパレード。蝶槍方面への稜線散歩から下山スタートまでの間、たまらない最高の時間が続きました。 そしてその後が一番厳しい長~い下りが待っています。下りが苦手な方は事前トレーニングをおすすめします。

360度の眺望・どんな山が見れたかはYouTubeの動画で確認ください。

蝶ヶ岳は初心者向けか

蝶ヶ岳は北アルプス初心者向け・入門編で紹介されていますが、当たり前かもしれませんが「登山するのも初めて」の初心者向けではありませんので、低山登山経験やザックやウェアなども含めた登山道具・準備をしっかりするべき山です。ただ、その中でも蝶ヶ岳は木道や木の階段が多く整備されていることや登るルートの中、登り続けるだけでなく平坦な部分などもあり、登りやすい印象があります。

おすすめのポイントは
・北アルプスの絶景
・梓川をはさんで正面に穂高岳
・槍ヶ岳に近づく常念岳への稜線
・テント泊が可能(30張)
・危険個所がなく整備された登山道

注意するポイントは
・登山口駐車場は満車の場合あり
・登りの後半、第2ベンチ以降の辛さ・長さ
・午後は雲が上がりやすく視界ゼロも
・常念岳へのルートは想定以上に厳しい
・日帰りや常念岳ラウンドは体力に自信ある方向け

初心者・初級者にとってかなり厳しい部類の長い登りルートとなるが、登り切った後には見た事もないカッコいい山たちが見える展望稜線が待っているので、間違いなくオススメの山。天気の良い日で一泊二日なら高確率で絶景を拝めるのではないでしょうか!

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