2022/08/08 日本一標高の高い山・富士山。須走ルートの登り~プリンスルート・宝永火口経由での下山を予定していましたが、天候と体調の問題もあり須走ルートピストンに変更。圧倒的距離と高山病にやられた山行でしたが、その時のコースタイムや難易度をご紹介します。※情報は当時のもの

初級ヘタレ登山愛好家の個人的見解/初級・中級・上級のイメージ図はこちら

富士山・須走口往復の難易度・初級者の参考コースタイム

行動距離:11.8km
行動距離が10㎞を超える山は私のようなヘタレにはかなりキツい。斜度もあるので修行でした。
登り累計標高:1796m
1000mを超える標高差がある時は初心者・初級者は要注意とこのサイトでも言っていますが、富士山・須走口からの標高差は行ってビックリ1800mありました。体力に自信がある人でもしっかり休憩しながら進んだ方がよいので、初めての方は山小屋には泊まることをおすすめします。
下り累計標高:1790m
下りも同様の約1800m。下りは特に砂が靴の中に入りやすい砂走をする箇所がありゲイターが必須です。
行動時間:初日/9時間20分(本八合目) 2日目/8時間※休憩時間こみ
本六合目までは樹林帯を歩くので、富士登山とは別の印象が良かった。しかしその後は本当に長かった。
ルートバリエーション:吉田口・須走口・御殿場口・富士宮口と主に4つのルート

※富士山オフィシャルサイトより
距離の短さ/富士宮ルート<須走ルート<吉田ルート<御殿場ルート
標高差/富士宮ルート<吉田ルート<須走ルート<御殿場ルート
コースタイム/富士宮ルート<吉田ルート<須走ルート<御殿場ルート
混雑度/御殿場ルート<須走ルート<富士宮ルート<吉田ルート
このような形で紹介されており、実際に利用者数からしても混雑は吉田口が圧倒的。距離・コースタイムともに短く一見良くみえる富士宮ルートも短い距離で急に高度を稼ぐため高山病発症のリスクが高いとも言われているので注意が必要です。
山小屋・茶屋:各所に小屋・売店・トイレ(有料100~300円)あり
山小屋は●合目ごとの山小屋で有料利用が可能です。またカップ麺や飲み物も各山小屋で購入可能なので食事とトイレの心配はあまりしなくても大丈夫です。料金は高いので小銭を多めに・お金を用意する必要はありです。
難易度(個人的見解):上級
個人的な見解では上級の山。危険個所がないため、一般的には中級、体力がある方であれば初心者でも登れるとされていたりしますが、、、やはり長い。そして3000m以上に登る経験をしている人はほぼいないでしょうから高山病のリスクもあり、私のようなヘタレからすれば「上級」の山です。

富士山の登山日記

2022年8月 須走⇔富士山/焼印スタンプラリーは日本一ハードなゲーム!?の巻

いつかは行きたい●●山。 その最たる山の富士山。 行程の長さ、人の多さ、高山病の多さ、変わらなき景色などから敬遠していましたが、コロナ禍もあり、外国人もまだ少ないから今のうちに行こうと。確かにそうだなと思い、ついに実行しました! 予定は須走ルート〜8合目山小屋泊〜頂上〜お鉢めぐり〜剣ヶ峰〜御殿場ルート〜宝永火口〜富士宮口の予定が…、色々あって私達は須走往復に変更。 距離の洗礼だけでなく暑さ・寒さ・風・砂・高山病・バーナーNGなどの洗礼あり、それ以外にも富士山料金、富士山ルール、色々とお初の洗礼がありましたー。 ただ勝手に思っていた景色が変わらないということについては思い違いでした。須走ルートは樹林帯から始まり、登るごとに見どころあり、どんどん変わる景色を見せてもらえて良かったです。その上で達成感も果てしなく高い山、富士登山独自の文化も奥深く、見どころだらけでした! ルート毎に景色も変わると思うので、他のルートでも行ってみたいなと思う、さすが日本一の山でした! ただ、高山頭痛(二日酔い??)に見舞われたのと、長い行程をすぐ行こうとは思えず…さすがにしばらくはやめとこうと思っております!今回行きたかったけど行けなかった宝永火口だけ、見に行こうかな😁

富士山の行程ギャラリー(当日の写真)

富士山登山の服装・用意したもの

日が出てるときは暑く、日が隠れると寒い。山の天気は良く変わると言われていましたが、この山ほどそれを感じた山は今までありませんでした。そういう意味では富士山ならではの必須アイテムがあるので、そちらを紹介します。
当日の格好

普通の2000m~3000mの山を登る際に用意するベースレイヤー・半袖Tシャツ・ズボン・ライトシェル・防寒用フリースなどは入れておきますが、何と言っても「レインウェア」は絶対です!いつ天気が変わるかもわからず、雨が降るとめちゃくちゃ冷えます。必ず持って行ってください。

あともう一つの必須アイテムはゲイター。こちらはネット通販で格安で買いました。今のところ富士山でしか使ったことはありませんが、富士山では砂が靴の中に入りこむ為、用意した方が無難です。このサイズで私は全く問題なく小石・砂を防いでくれました。

ヘタレ初級登山愛好家としてのまとめとご注意点

富士山は日本一の山。小学生位?からずっと知っている山で、神奈川県出身の私にとっても富士山を見る機会も日常的にありながら、見れると「あ!今日は富士山がきれいに見える!いい日だな。」と思っていた貴重な山。
登山をはじめてからもいつかは…一回くらいは登りたいと思っていた富士山ですが、今回は3つの洗礼を受けました。ヘタレ初級登山愛好家からの富士山に行くときの注意点として共有いたします。
1つ目は距離の洗礼=ひたすら地道に登り続けていく感じは初めてで少しずつ近づいているものの先が長い気分をずっと持たされていました。ところどころで振り返ると良く登ってきたなと少し思えるので参考にして頂ければ。
2つ目は高山病の洗礼=山小屋泊まで問題なく進めましたが、山小屋で飲んだビール×2杯が良くなかったかもしれませんが寝て起きたら頭がガンガン…調子に乗らず1杯にしておけばよかったかなと反省しました。
3つ目は天気の洗礼=ここまで天気がコロコロ変わるのは初めてだったのと、雨と晴れでの気温差にも参りました。脱いだり着たりをしやすいウェアって大事なんだと改めて実感。そして強烈だったのは山頂の強風。友人の帽子が吹っ飛ばされてしまっていましたので、飛ばされない帽子を準備するのも必要でした。
このような洗礼を受けた結果、剣が峰登頂&宝永山・宝永火口に行くことは叶わずでしたので、いつかもう一度チャレンジ…してみたいなと思っています。

初心者・初級者におすすめの記事

初心者向け・初級登山愛好家向け記事をおすすめ記事でまとめさせて頂きましたのでよければそちらもどうぞ。

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