登山の楽しみの一つに山頂で食べる山メシですが、自分でご飯を作るための必須アイテムがバーナーとクッカーです。安くないアイテムかつ種類がたくさんあるので何が良いかを悩むところだと思います。今回は、私が必ず山に持っていくクッカー、ジェットボイル・ミニモのレビューをご紹介します。
山に登る時にクッカーがあると山頂メシの幅が広がります。カップ麺でも感動的うまさなので、是非自分に合ったクッカーを手に入れてください。
バーナー・クッカーの種類
クッカー分離型と一体型
分離型はプリムスを代表とするバーナー・クッカーを別々に用意するタイプで、一体型はジェットボイルのようにクッカーとバーナーが一緒になっているタイプのことを言います。
分離型と一体型のそれぞれのメリット
分離型(プリムス)
・コンパクトになる・自分好みの調理具を選べる
・比較的安価に手に入れられる
一体型(ジェットボイル)
・お湯が沸くのが早い・熱伝導効率が良く省エネ
・付属のゴトクを使えば他の調理具も利用可能
ジェットボイルミニモはこんな方におすすめ
・カップ麺などお湯を使うことが主体
・食事をつくるのは1人~2人分程度
・とりあえず調理具を1個ですませたい
・たまには凝った料理も作りたい
※もしくは興味を持ったときに使えるものが良い
ジェットボイルシリーズはとにかくお湯が早く沸くことで有名ですが、ミニモは他のシリーズと違い、口径が広く取られている為、煮込み料理など調理をすることもできるモデルです。基本的にはお湯を沸かせれば良いが、「たまにはちょっと凝った料理をしてみたい」や、「煮込み料理中心」に使いたい方にはおすすめです。
正直私はカップ麺くらいしか食べないと思っていましたが、何回か山に登ると違うものも食べたくなっちゃうんですよね~。
ジェットボイルの種類と特徴
さて、先ほどはジェットボイルとその他を比較しましたが、ジェットボイルの中にも種類がたくさんあり、これまた悩ましく感じる人もいると思いますので、こちらも比較表を入れたいと思います。
ミニモ | フラッシュ | ジップ | マイクロモ | スモー | |
モデル特徴 | 料理+低温 | 最速沸騰 | シンプル | 低温環境対応 | 最大+低温 |
値段 | ¥25,300 ※税込 | ¥19,250 ※税込 | ¥13,750 ※税込 | ¥24,200 ※税込 | ¥26,400 ※税込 |
容量 | 1.0L | 1.0L | 0.8L | 0.8L | 1.8L |
重量 | 約415g ※付属スタビライザー27g ゴトク35g除く | 約371g ※付属スタビライザー27g ゴトク35g除く | 約340g ※付属スタビライザー27g ゴトク35g除く | 約340g ※付属スタビライザー27g ゴトク35g除く | 約453g ※付属スタビライザー27g ゴトク35g除く |
サイズ | φ12.7cm×高さ15.2cm(収納時) | φ10.4cm×高さ18cm(収納時) | φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時) | φ10.4cm×高さ16.5cm(収納時) | φ12.5cm×高さ21cm(収納時) |
沸騰到達時間 | 約2分20秒(0.5L) | 約1分40秒 (0.5L) | 約2分30秒 (0.5L) | 約2分20秒(0.5L) | 約4分45秒(1.0L) |
出力 | 1,404kcal/h | 2269kcal/h | 1134kcal/h | 1,404 kcal/h | 1,404kcal/h |
ガス消費量 | 約120g/h | 約139g/h | 約65g/h | 約120g/h | 約120g/h |
「ジェットパワー100G」1缶 で約12Lの水を沸騰可能 | 「ジェットパワー100G」1缶 で約10Lの水を沸騰可能 | 「ジェットパワー100G」1缶 で約12Lの水を沸騰可能 | 「ジェットパワー100G」1缶 で約12Lの水を沸騰可能 | 「ジェットパワー100G」1缶 で約12Lの水を沸騰可能 |
とにかく早くお湯を沸かすなら最速のフラッシュ、最軽量でコスパ重視はジップ、大容量ならスモー、料理をするならミニモという感じですかね。低温環境でも対応しているのはミニモ・マイクロモ・スモーなので、将来的に雪山も行きたい派の方はこちらも参考に。
ジェットボイルの私的なおすすめ使い方
①単純にお湯を沸かして使う
結局この使用用途が一番多い😳
カップラーメン・カレメシ・おわん麺・カップ味噌汁・スープ・アルファ化米などなど。カップラーメンとラーメン汁におにぎりを落とした雑炊風ご飯もオススメです。
②クッカーとして煮込み料理
次に多い使用用途は茹でる・煮るだけの簡単料理に利用すること。パスタとベーコン・ウィンナーを茹でつつポタージュ系のスープの元をドボンと入れたスープパスタ風や、袋即席そばを茹でつつお菓子のゴボウチップスと生卵を入れて月見天ぷら蕎麦風など、意外と簡単にそれっぽい料理ができるのも魅力です。
③フライパンを使った料理
凝った料理を作りたいときは、ジェットボイルを持ちつつもあえて使わずにフライパン調理。Youtuberさんの山クッキング動画とか視て作りたくなっちゃうときや、テント泊で何食かするときのアレンジ料理用など。ジェットボイル自体が炒めることには向かないので、炒める料理をしたい方は別にフライパンなどを準備する必要アリです。
ジェットボイルミニモ
個人的には登山を初めてミニモを最初に買った後、コーヒー飲むときの注ぎ口はやっぱヤカンがいいとか、フライパン料理するならバーナー小さい方がいいとか思って分離型のバーナー・プリムスに浮気をしました。しかしお湯を沸かすことと煮込むことが9割以上の私にとっては、結局お湯が早く沸かせてちょっとした煮込みができるミニモが常用品になったので、私と似たような方なら大満足できる品かなと思います!
ジェットボイル ミニモ MiniMo JETBOIL 1824381 シングルバーナー アウトドア バーナー キャンプ ストーブ 湯沸かし クッカー 鍋 登山 コンロ 山登り トレッキング とろ火 価格:25300円 |
ミニモの私的Goodポイント
・これ一つで私の山飯9割カバー
・一人or二人にジャストフィット
・お湯が湧くのがとにかく早い
・丸形袋麺などもシンデレラフィット
・クッカーにガス缶とバーナーが入るオールインワン設計
山で食事をする時は急いでたり寒かったりで、早いのはやっぱり、魅力ですね
ミニモの私的Badポイント
・値段が高い
・炒めるのは苦手
・着火ボタンはすぐ壊れる
※ライター必携
・洗うときに外側のカバー外すの面倒
着火ボタンはモンベルの店員さんがすぐつかなくなるのでライター持ってって下さいって言ってたので、その通りでしたね。
他の選択肢として…
メリット・デメリットを見てミニモはちょっと…と思った方にはプリムスなどの分離型もオススメです。深めのフライパン✕プリムスのセットならお湯も沸かせて煮込み・炒めもできるので、色々料理したい方はチェクしてみてはいかがでしょうか。
私の山のセンパイはプリムス✕フライパン愛用者。袋麺を少なめのお湯で茹でて粉末スープを調整しながら入れるスタイル。玄人や…
コスパ・コンパクト重視なら
分離型で小型のプリムスならコンパクトに収納が可能な上、モデルによって安く手に入れることができるので、コスパ・コンパクト重視ならこちらもオススメです!
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