関東近郊で日帰り登山・初心者向け登山として人気の山の神奈川の大山。大山のアクセス・ルート・コース別難易度をご紹介。
目次
大山の特徴とは
大山(神奈川)は神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市の境にある山で標高は1252m。丹沢山地の東端にある大山は美しい三角形の山容があり古くから庶民の山岳信仰(大山詣)の対象となっていた山です。外観の美しさと真逆のイメージになるのは登山ルート。美しさとは別のゴツゴツとした岩・高い斜度を上がる岩登りや階段上りが続く厳しいルートとなっている為、体力に自信がない初心者は要注意です。週末には多くの人が山登りに訪れる人気の山とあって、最寄駅の伊勢原駅からのバス本数は充分にあるので電車とバスで行ける方はそちらがおすすめです。自家用車の方は駐車場がうまってしまう場合もあるので、お早目の到着をおすすめします。
大山の体力レベル別・ルート比較表
- 初級ヘタレ登山愛好家から見るコース別の難易度・体力レベル比較表
-
ルート 出発地 体力レベル 難易度 登り時間 下り時間 距離
登り累計表参道~見晴台周回
(男坂・女坂)大山ケーブル
バス停★★★★☆ 初級
中級2h50m 2h50m 6.4㎞
1030m表参道~見晴台周回
(ケーブル)大山ケーブル
バス停★★★☆☆ 初級 1h50m 1h50m 5.4㎞
686mヤビツ峠~見晴台
(下りケーブル)ヤビツ峠
バス停★★☆☆☆ 初心者
初級1h20m 2h10m 5.4㎞
615mヤビツ峠~表参道
(下りケーブル)ヤビツ峠
バス停★★☆☆☆ 初心者
初級1h20m 1h20m 4.4㎞
516m※時間はYAMAPの登山計画作成ツール及び筆者のYAMAP行動履歴より参考タイム
※体力レベル・難易度は初級の筆者から見た評価=体力に自信がない為、体力レベルは少し辛めの評価
コースマップとおすすめルート

初心者におすすめの2つのルート
メジャールート(MAP上の緑・青・オレンジ線)
大山登山の玄関口は大山ケーブルバス停からコマ参道を歩き、ケーブルカーに乗って阿夫利神社へ行き、表参道を登るルートが一般的です。初心者・未経験の方は乗って登った後にも山登りは充分楽しめるので、是非ケーブルカーに乗ってください。笑
マイナールート(MAP上の赤線)
実は…このコースが一番やさしい!?と思っているルートはヤビツ峠から登り、表参道か見晴台から下るルートです。距離はほぼ同じで登り標高差が100m近くある為、間違いなくメジャールートの表参道より楽に感じるルートです。
ルートバリエーション:あり
・表参道コース
・見晴台コース
・ヤビツ峠コース
※便宜上コースと付けています。
上記ルート以外にもふれあいの森日向キャンプ場登山口からのルートなどもありますが、一般的なルートをご紹介。表参道と見晴台は阿夫利神社から行けるルートで、表参道から登るかたの方が多いと思います。大山で最初に悩むポイントはケーブルカーを使うか使わないかですが、ケーブルカーを使ったとしても登りの距離はある程度あります。また、ケーブルカーを使う区間にある男坂・女坂は私の体感値としては大山イチ厳しい区間でした。なので体力に自信がない方・初心者の方は遠慮なく使って頂ければと思います。
難易度・初級者の参考コースタイム
※行動データはYAMAPで記録したの私のデータより
行動距離:5.4km
行動距離は5㎞、うち登りの工程は2kmと短いですが、2km階段を登り続けるイメージです。
登り累計標高:686m
下り累計標高:687m
500mを越えると個人的にはヘタレ登山者には要注意ランプ。
行動時間:行き/1時間45分 休憩/50分 帰り/1時間30分
帰りのルートは若干の遠回り。急ぐ方はピストンしてもokです。
山小屋・茶屋:各所に点在
山頂売店(軽食・ビールあり)・山頂トイレあり※現在閉鎖中情報あり阿夫利神社周辺・コマ参道・ケーブル駅周辺・バス停付近などに売店・茶屋・トイレ点在
難易度(個人的見解):中級寄り
すでに記載済みですがヘタレ登山者の私からすると斜度がキツく、中級と言いたい山。体力に自信がある初心者は大丈夫だと思いますが、自信がない初心者はヤビツ峠のルートや他の楽なルートで足慣らししてから行くのがおすすめ。長距離縦走やアルプスなどに行く前のトレーニングで行きたい山です。
行動距離:5.4km
行動距離は5㎞、うち登りの工程は2kmと短いですが、2km階段を登り続けるイメージです。
登り累計標高:686m
下り累計標高:687m
500mを越えると個人的にはヘタレ登山者には要注意ランプ。
行動時間:行き/1時間45分 休憩/50分 帰り/1時間30分
帰りのルートは若干の遠回り。急ぐ方はピストンしてもokです。
山小屋・茶屋:各所に点在
山頂売店(軽食・ビールあり)・山頂トイレあり※現在閉鎖中情報あり阿夫利神社周辺・コマ参道・ケーブル駅周辺・バス停付近などに売店・茶屋・トイレ点在
難易度(個人的見解):中級寄り
すでに記載済みですがヘタレ登山者の私からすると斜度がキツく、中級と言いたい山。体力に自信がある初心者は大丈夫だと思いますが、自信がない初心者はヤビツ峠のルートや他の楽なルートで足慣らししてから行くのがおすすめ。長距離縦走やアルプスなどに行く前のトレーニングで行きたい山です。
大山の行程ギャラリー(当日の写真)












大山からの眺望動画(ヤビツ峠分岐近く)
大山登山の服装・用意したもの
2月の登山でしたが平地の気温が10℃と比較的暖かい日でした。山頂で食事予定で食事する際の停滞時はやはり寒く、ダウンジャケットを着用したものの、行動中は暑く、ベースレイヤーとTシャツ+ライトシェルで十分でした!
※本日の服装※

※本日の服装※

初心者が行く登山で気を付けること
登山は年齢関わらず楽しめると同時に自然を相手にする為、危険も潜んでいます。私は運動とも疎遠になった40代で登山を始めましたが、熱中症寸前・高山病寸前・膝痛発症などで下山困難だと感じたシーンは何度もありました。そうならない為にも、初心者の方が登山を始めようと思った時、こんなことを注意して欲しいということを記載しておきます。
<気を付ける事>
・単独行動は避け、経験者と一緒に行くこと
・最初は簡単な山や人が多い山から始めること
・事前にエスケープルートも考えておくこと
・自分が思うよりゆっくり行くこと
・苦しくなったら無理をせず休むこと
・それでも良くならなければ下山すること
<持ち物>
・行程によるが飲み物は少なくとも1L以上は持っていく
※茶屋があっても持って行くべし
・食事は何かあった時のために少し多めに用意する
※行動食を多めに持っていくなどすると良い
・レインウェア・防寒具は必ず持っていく
※私がいつも持っていく防寒着は以下(参考まで)
ペラペラのウィンドブレーカー・フリース・レインウェア
<マナー>
登山マナーについては、いろいろなところに記載があるので、そちらで詳しく見て頂ければと思います。私なりの理解としては、自然と他人に迷惑をかけないことを心掛ける事が第一と思っています。
登山のマナーについてはこちらから※YAMA HACKより
<気を付ける事>
・単独行動は避け、経験者と一緒に行くこと
・最初は簡単な山や人が多い山から始めること
・事前にエスケープルートも考えておくこと
・自分が思うよりゆっくり行くこと
・苦しくなったら無理をせず休むこと
・それでも良くならなければ下山すること
<持ち物>
・行程によるが飲み物は少なくとも1L以上は持っていく
※茶屋があっても持って行くべし
・食事は何かあった時のために少し多めに用意する
※行動食を多めに持っていくなどすると良い
・レインウェア・防寒具は必ず持っていく
※私がいつも持っていく防寒着は以下(参考まで)
ペラペラのウィンドブレーカー・フリース・レインウェア
<マナー>
登山マナーについては、いろいろなところに記載があるので、そちらで詳しく見て頂ければと思います。私なりの理解としては、自然と他人に迷惑をかけないことを心掛ける事が第一と思っています。
登山のマナーについてはこちらから※YAMA HACKより
ヘタレ初級登山愛好家としてのまとめ・注意点
大山は私ヘタレ初級登山愛好家も3回程行っている近くて気軽に行ける本格的山登りができる場所です。初回・2回目はケーブル往復利用、3回目は行きにケーブルを使わずに登りました。
初回は登山初めてでトライして思った以上の厳しさに前半でリタイア寸前。その後ちょっと歩いてはちょっと休憩するスタイルで何とか登頂。2回目はゆっくり・じっくり歩いて問題なく登頂。やはり経験は大事なので、未経験者で体力に自信がない方は、他の山で練習してからが良いでしょう。3回目に行ったケーブル区間の男坂・女坂(私は男坂)ですが、ここは中級者や上級者の方がトレーニングに使うイメージでかなりヘビーゾーンです。
私はまだトライしていませんが、ヤビツ峠からはもう少し楽に行けるとか。体力やレベルに合った登り方ができるのも大山の良さですね。
初回は登山初めてでトライして思った以上の厳しさに前半でリタイア寸前。その後ちょっと歩いてはちょっと休憩するスタイルで何とか登頂。2回目はゆっくり・じっくり歩いて問題なく登頂。やはり経験は大事なので、未経験者で体力に自信がない方は、他の山で練習してからが良いでしょう。3回目に行ったケーブル区間の男坂・女坂(私は男坂)ですが、ここは中級者や上級者の方がトレーニングに使うイメージでかなりヘビーゾーンです。
私はまだトライしていませんが、ヤビツ峠からはもう少し楽に行けるとか。体力やレベルに合った登り方ができるのも大山の良さですね。