至仏山に登ったのは2022年9月。鳩待峠~小至仏山を経由して至仏山に向かうピストンルートで行きました。初級~中級をウロウロしているゆるーい山登りおじさんが感じた体感での難易度、コースタイムや施設情報などをご紹介します。※情報は当時のもの
目次
至仏山の難易度・コースタイム
至仏山・鳩待峠~小至仏山・至仏山へのピストンルートの難易度・コースタイムなどを、私も行く前に参考にしている「やまクエ」「YAMAHACK」と私達の感じた難易度を記載しております。
難易度 (全体) | 難易度 (体力) | 難易度 (技術) | 行動時間 (休憩なし) | 平均斜度 斜度感覚 | 累計標高差 距離 | |
---|---|---|---|---|---|---|
参考 やまクエ | 中級Lv36 | ー | ー | 5時間 | 4.3度 | 719m・10㎞ |
参考 YAMA HACK | ー | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | 4時間50分 | ー | 909m・9.61㎞ |
おじさん (夫の感覚) | 中級 (中の中) | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 6時間15分 (YAMAP記録) | 前半/比較的楽 後半/キツイ | 721m・9.5㎞ (YAMAP記録) |
かみさん (妻の感覚) | 中級 | ★★★☆☆ 帰りヒザ痛 | ★★★☆☆ | 〃 | ふつう | 〃 |
至仏山のおすすめ度・施設関連
おススメ度=また行きたい度は完全に主観なのでお許しください。タイプの参考としてはおじさんはコースタイム通りに動くとゼエゼエする体力。目的はピークハントで趣味に近く、スピード感はないが、多少キツくてもゆっくり行けば何とかなると思っているタイプ。かみさんも体力には自信なし、目的は絶景・花・動物との出会いで、出来る事ならロープウェイで山頂まで行きたいタイプです。
また行きたい度 | 絶景レベル | 山小屋・売店 | トイレ | 登山口までの 距離 | |
---|---|---|---|---|---|
データ | ー | ー | 鳩待峠休憩所のみ | 鳩待峠のみ | 川崎~車で3.5h 尾瀬片品~バス35分 |
おじさん (夫の感覚) | ★★★★☆ 思った以上に 良かった山No1 | 👍👍👍👍 稜線の景色は アルプスに負けない | 今回寄れずも 生ビール・缶ビール も売っている情報あり🥰 | 男性トイレ キレイ○ 協力金100円 | たまたま渋滞なし 思ったより近い |
かみさん (妻の感覚) | ★★★★☆ | 👍👍👍👍👍 | 売店で至仏山バッチを 500円で購入 | 女性トイレ キレイ○ 協力金100円 | 普通 |
前半の樹林帯は緩やかな登り
尾瀬第二駐車場から乗り合いタクシーで鳩待峠に9時前到着。今回のコースではルート上にトイレはなく、鳩待峠の売店裏にあるトイレが最後。ここで準備を済ませて9時ちょうどに出発。終バス時間が書いてあるのでチェックしてからスタートしましょう。※当日の終バスは16時35分、特に気にせずスタートしてしまいましたが、結果はギリギリでした。終バスが終わったらタクシー迎車料金になるとのこと。
鳩待峠にて尾瀬のメインである尾瀬ヶ原に向かうルートと小至仏山・至仏山に向かうルートが別れており、本日はここから至仏山登山道へ。前半、樹林帯ゾーンは緩やかな登り、たまに視界も開けて日光白根山方面がキレイに見えました
鳩待峠にて尾瀬のメインである尾瀬ヶ原に向かうルートと小至仏山・至仏山に向かうルートが別れており、本日はここから至仏山登山道へ。前半、樹林帯ゾーンは緩やかな登り、たまに視界も開けて日光白根山方面がキレイに見えました
中盤で蛇紋岩と出会い森林限界を突破
前半から木道や階段もありましたが、中盤は特に木道ゾーン。森林限界を突破して視界が開けてからはずっと絶景。目の前には至仏山手前の小至仏山のピークが見え、進行方向右手には燧ヶ岳や尾瀬ヶ原も見え、鳩待峠の奥にはアヤメ平も見えてきます!
このあたりからは木道がないところに蛇紋岩が出没し始めるので、滑らないように注意しながら進みます。木道進んだ先のベンチからも眺望があり、最高の休憩ポイントです。
このあたりからは木道がないところに蛇紋岩が出没し始めるので、滑らないように注意しながら進みます。木道進んだ先のベンチからも眺望があり、最高の休憩ポイントです。
後半戦は蛇紋岩のツルツルハードな岩登り
小至仏山への登頂ルートは木道×木の階段ゾーンが続き、小至仏山山頂付近~至仏山山頂までは蛇紋岩だらけの岩登りゾーン。ガレ場のような部分もあり注意も必要ですが、何よりも蛇紋岩が滑りそうで怖い。小至仏山~至仏山の間の下りは特に神経を使いながら歩く形に。今日も前半、トレイルランをしていた人とすれ違いましたが、トレランの人たちはこの蛇紋岩ゾーンも走り抜けているのだろうか。すごい。。。 足元は非常にハードですが、景色はずっと変わらず絶景。小至仏山からは至仏山と燧ケ岳・尾瀬ヶ原と尾瀬の名物?名所?名峰?が一緒に見れて写真に収められたのが私にとってスーパーレア体験。一人で珍しく興奮しておりました。笑 小至仏山~至仏山山頂区間がこの山行の中では一番ハードで、長く感じました。 二番目にハードだったのは、帰りの木道ゾーンから樹林帯ゾーン。こちらは実際距離が長く、かみさんはヒザ痛を抱えての下山、私も大分足にきていて下山後半はみんな無言になっておりました。
サラッと山の景色動画(小至仏山山頂より)
山の景色・小至仏山からの眺望動画です。スマホ撮影で素人感満載ですが、「激励のいいね」「お情けチャンネル登録」お願いします。笑 チャンネル登録はこちら
至仏山の帰り道のお楽しみ
山登りの帰りは「温泉」「肉食」「ビール」が定番。今回は運転手もいるので、ビールは諦めますが、温泉と肉は楽しませてもらいました! 温泉は沼田ICに向かう道の途中にある「望郷の湯」、夕飯は群馬ご当地で人気の焼肉店「あおぞら」。いい湯と旨い肉を堪能して大満足で帰路につく事が出来たので、そちらを最後にご紹介します。
<望郷の湯>
以前尾瀬に行った際に行った尾瀬ぷらり館が時間が遅く営業終了していた為、ネット検索で沼田IC近くにある「望郷の湯」に寄ることに。非常に雰囲気が良い上に2h未満で580円とリーズナブル。安くてキレイ、温泉の雰囲気も◎で、非常に良い日帰り温泉を発見させて頂きました。
<焼肉店 あおぞら>
以前日光白根山に行ったときに寄ったあおぞらさんですが、久しぶりに行きましたがこんなに旨かった?という位旨かった!私はカルビラーメンとカルビ・肉交換で友人の塩タンも頂きましたが…全部絶品でした!一番の衝撃は、一口目だったのもありますが、塩タン。めちゃくちゃ旨かったので今度行くときは自分でも頼もうと思いました!
初心者が行く登山で気を付けること
登山は年齢関わらず楽しめると同時に自然を相手にする為、危険も潜んでいます。私は運動とも疎遠になった40代で登山を始めましたが、熱中症寸前・高山病寸前・膝痛発症などで下山困難だと感じたシーンは何度もありました。そうならない為にも、初心者の方が登山を始めようと思った時、こんなことを注意して欲しいということを記載しておきます。
<気を付ける事>
・単独行動は避け、経験者と一緒に行くこと
・最初は簡単な山や人が多い山から始めること
・事前にエスケープルートも考えておくこと
・自分が思うよりゆっくり行くこと
・苦しくなったら無理をせず休むこと
・それでも良くならなければ下山すること
<持ち物>
・行程によるが飲み物は少なくとも1L以上は持っていく
※茶屋があっても持って行くべし
・食事は何かあった時のために少し多めに用意する
※行動食を多めに持っていくなどすると良い
・レインウェア・防寒具は必ず持っていく
<マナー>
登山マナーについては、いろいろなところに記載があるので、そちらで詳しく見て頂ければと思います。私なりの理解としては、自然と他人に迷惑をかけないことを心掛ける事が第一と思っています。
登山のマナーについてはこちらから※YAMA HACKより
<気を付ける事>
・単独行動は避け、経験者と一緒に行くこと
・最初は簡単な山や人が多い山から始めること
・事前にエスケープルートも考えておくこと
・自分が思うよりゆっくり行くこと
・苦しくなったら無理をせず休むこと
・それでも良くならなければ下山すること
<持ち物>
・行程によるが飲み物は少なくとも1L以上は持っていく
※茶屋があっても持って行くべし
・食事は何かあった時のために少し多めに用意する
※行動食を多めに持っていくなどすると良い
・レインウェア・防寒具は必ず持っていく
<マナー>
登山マナーについては、いろいろなところに記載があるので、そちらで詳しく見て頂ければと思います。私なりの理解としては、自然と他人に迷惑をかけないことを心掛ける事が第一と思っています。
登山のマナーについてはこちらから※YAMA HACKより
至仏山のまとめ
尾瀬ヶ原には何度か行っていましたが、至仏山に登ることは今回初めてでした。結論から申し上げますと超おすすめな山です。尾瀬ヶ原から見ていたのと蛇紋岩・つるつる滑るというイメージはあったものの、登る機会がなく、今回も元々は木曽駒ケ岳へテント泊しようと思っていたのが天候が悪くたまたま至仏山の天気が良さそうなので日帰りで行こうとなった形。 ただ、行って良かった。まるでアルプスのようなきれいな稜線と小至仏山から見る至仏山-尾瀬ヶ原-燧ケ岳を1枚の写真に収められる絶景ポイントなど、見どころ満載でした。ヘタレ初級登山愛好家としての注意点としては、意外と距離が長く帰りのルートが異常に長く感じたこと。帰りのバスの時間も決まっているので乗り遅れにもご注意ください。