唐松岳・八方尾根に登ったのは2022年7月。日帰りも可能ということでしたが、私たちは体力に自信がなく唐松岳頂上山荘への宿泊で1泊2日で行きました。初級~中級をウロウロしているゆるーい山登りおじさんが感じた体感での難易度、コースタイムや施設情報などをご紹介します。※情報は当時のもの
目次
唐松岳の難易度・コースタイム
ゴンドラとリフトを利用後の八方池山荘~のピストンルートの難易度・コースタイムなどを、私も行く前に参考にしている「やまクエ」「YAMAHACK」と私達の感じた難易度を記載しております。※今回やまクエは当該ルートの記載がありませんでした。
難易度 (全体) | 難易度 (体力) | 難易度 (技術) | 行動時間 (休憩なし) | 平均斜度 斜度感覚 | 累積標高(登り) 距離 | |
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参考 やまクエ | 同ルート 記載なし | ー | ー | 同ルート 記載なし | 同ルート 記載なし | 同ルート 記載なし |
参考 YAMA HACK | ー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 7時間35分 | ー | 1348m・10.45㎞ |
おじさん (夫の感覚) | 中級 (中の中) | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 9時間45分 (YAMAP記録) | 距離・標高とも 数値の見た目より 楽に感じた | 1035m・11.3㎞ (YAMAP記録) |
かみさん (妻の感覚) | 中級 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 〃 | 爺ヶ岳より 全然楽だった | 〃 |
唐松岳のおすすめ度・施設関連
おススメ度=また行きたい度は完全に主観なのでお許しください。タイプの参考としてはおじさんはコースタイム通りに動くとゼエゼエする体力。目的はピークハントで趣味に近く、スピード感はないが、多少キツくてもゆっくり行けば何とかなると思っているタイプ。かみさんも体力には自信なし、目的は絶景・花・動物との出会いで、出来る事ならロープウェイで山頂まで行きたいタイプです。
また行きたい度 | 絶景レベル | 山小屋・売店 | トイレ | 登山口までの 距離 | |
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データ | ー | ー | 八方池山荘 唐松岳頂上山荘 | 八方池山荘 第二ケルン 唐松岳頂上山荘 | 川崎~車で4.5h リフト20分程 |
おじさん (夫の感覚) | ★★★★★ 五竜岳が格好良く 次も行きたい | 👍👍👍👍👍👍 ずっと見たかった 大雲海が見れた! | 八方池山荘で ビールを2本購入 350ml・600円也 | 全てのトイレが 清潔でした! 協力金必要 | 3連休以上なら 問題なし 2連休はきつい |
かみさん (妻の感覚) | ★★★★★ 毎年行きたい | 👍👍👍👍👍👍 5段階評価以上 初めて見た景色 | 唐松岳バッチを 500円で購入 Tシャツも気になる | 女性トイレ キレイ○ 協力金100円 | 朝というか 夜中出るので 睡眠不足気味 |
初日前半/八方池山荘~八方池は曇天
スキー場ゴンドラとクワッドリフトを乗り継ぎ八方池山荘へ。リフトやゴンドラを乗らずに登る方もいましたが、初級の私達のスタイルは使えるものはありがたくできる限り使わせて頂くスタイル。笑
八方池山荘〜八方池まではハイキングの方も多くいる位でなだらかで木道が整備されている歩きやすいハイキングコース。山道との選択は先々を考えて優しい道を選択しましょう。天候はは曇り。八方池に映る白馬三山の絶景を期待できない曇天だったのは残念なので、今度は快晴時に八方池に到着したいと思いました!
八方池山荘〜八方池まではハイキングの方も多くいる位でなだらかで木道が整備されている歩きやすいハイキングコース。山道との選択は先々を考えて優しい道を選択しましょう。天候はは曇り。八方池に映る白馬三山の絶景を期待できない曇天だったのは残念なので、今度は快晴時に八方池に到着したいと思いました!
初日後半/本格的な雨との闘いで心を無にして登る
八方池でお昼ご飯を食べた後は本格的な登山道。そしてこの日はあいにくの雨も本格的になってしまった。八方池以降は樹林帯の道がまたしばらく続き、八方池ー頂上山荘の1/4の目印として扇雪渓があり、2/4の目印として丸山ケルンがあるようなイメージになるのかなと後から思う。当日は丸山ケルンまでも相当長く感じました。さらに唐松岳頂上山荘までも長かった。危険個所という程でもないかもしれませんが頂上山荘手前に両端が切り立った崖になっている箇所ありなので注意して進む。※私達はガスってそこまでの恐怖はありませんでした。
初日夕方~唐松岳頂上山荘での大絶景
何も見えなかった到着後、濡れたレインウェアを小屋での乾燥を利用させて頂きつつ、缶ビールを頂きつつ、唐松岳バッジ購入などをした後、一旦お昼寝へ。夕方晴れるといいねと話をしていて何度か起きて外に出るも大きく状況が変わっておらず。本格的に寝ていたところ室内がざわざわと。周りにいた人たちもスッカラカン。これは晴れたか?と思って外に出たところ…今まで見たこともない大雲海がどーん。まいりました。不帰の瞼・唐松・五竜・立山・剱・薬師・鹿島槍…色々な名峰が雲海の上に顔を出す絶景。右へ左へ上へと色々散歩しまくりました。笑
2日目ご来光と唐松岳頂上へ
2日目は朝イチのご来光は頂上ではなく、山荘周辺で見た後、ゆっくり朝食を食べて頂上に向かう作戦を実行。結果としては朝イチ山頂に向かってご来光を見て、その後山荘に下る最中に景色をじっくり堪能して朝ごはん、早めの下山をしていれば、、、ひょっとしたら八方池でも絶景が見れたかもしれない(ヤマップで同日の朝の八方池の写真を見てしまった・・・)という事だった。ただ、初日の大雲海、それこそ宿泊した人しか見れない絶景を見せてもらっておきながらそれは贅沢だということにさせて頂きます。次来たときはその絶景、この目で見たいなー。 北アルプスの絶景はやっぱり別格か?と思うものすごい山行でした。
サラッと山の景色動画(唐松岳頂上山荘より)
唐松岳頂上山頂横からの眺望動画です。スマホ撮影で素人感満載ですが、「激励のいいね」「お情けチャンネル登録」お願いします。笑 チャンネル登録はこちら
安曇野IC近くの健康ランドと中央道の贅沢飯
山登りの帰りは「温泉」「肉食」「ビール」が定番。今回は運転手もいるので、ビールは諦めますが、お風呂と食事は楽しませてもらいました! お風呂は安曇野ICに向かう道の途中少し入ったところにある「あづみのランド」、夕飯は大渋滞に巻き込まれた腹いせもあり中央道双葉SAでとんでもない贅沢飯「うな重ダブル」。気持ちいいお風呂と旨い飯を堪能したので、そちらを最後にご紹介します。
<あづみのランド>
お風呂以外にも体育館やプールなどが併設されており、地元の方が集まる地区センターのような施設でした。安くて気持ちよかったんですが、コロナ渦中でもあり、少し場違いだったかも?すいません。おじゃましました!
<双葉SA レストラン>
2段うな重・1980円(当時)。うまく渋滞が避けられれば地元に戻って焼肉か!?と思っていましたが、完全に渋滞にハマってしまった。腹いせではないですが、入ったレストランで頼んだうな重は想定外のボリューム(ウナギがご飯の中にも挟まっている2段うな重。2人でこれ一つでも良いかもしれないと思う位のボリュームと旨さでした!
ヘタレ初級登山愛好家の唐松岳まとめ・注意点
唐松岳・八方尾根ピストンルートは3000m近く登る北アルプスの中でも日帰りでも行ける山の一つ。さらに燕岳・爺ヶ岳などに比べて斜度もそこまで高くなく中間点に八方池や丸山ケルンなど絶景ポイントも多数。体力に合わせてピークまで行かずに戻ることも可能なので北アルプス初心者向けな素敵な山でした。たださすがに他の初心者向けの山域と比べても長い行程があり、後半の登りの斜度は長くキツく感じるので、他の初級・中級と言われている山をしっかり登れる体力をつけてから望むといいでしょう。私達は幸運にも大雲海のご褒美を頂けましたが、当日の登り行程は霧と雨で心が折れそうになっていました。